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【笹川スポーツ財団:調査研究報告の共有】

  • yukoarao
  • 7月16日
  • 読了時間: 2分

★スポーツを通じた持続可能なまちづくりに関わっているみなさまへ


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昨年度研究サポートで参画させていただきました、「スポーツイベントをきっかけとした地域ボランティアの仕組みづくりに関する研究」に関する調査研究結果がリリースされましたので、共有させていただきます。

この研究では、以下の点が明らかとなりました。


【分析結果の概要】

1. 好循環モデルの検証結果

 スポーツボランティアの活動は、

「入口(イベント参加)→ 活動の拡大・定着 → 出口(地域課題への貢献・波及)」

という循環構造を形成し、なかでも「活動の拡大・定着」フェーズの充実が、地域における持続可能な共助の仕組みを生み出していることが明らかとなりました。

【主なポイント】

活動の拡大・定着に向けて、先進事例では行政・大学との連携や、リーダー育成、若年層の積極的な参画といった工夫が行われており、これらが活動の継続性を支えていた

特に総合型地域スポーツクラブでは、震災時の避難所支援、多世代交流、福祉・環境活動への発展が見られ、地域共助の基盤として機能していた


2.持続可能なボランティア組織の構築に向けたキーポイント

 以下の4つの要素が、地域ボランティア活動を持続的に発展させるうえで重要であると示されました。

① イベント終了後も地域に活動が根付く仕組みの構築

② スポーツを起点に、福祉・防災・教育・環境など他分野のボランティアと連携

③ リーダー/コーディネーターとしての中核人材の継続的な育成

④ 定期的な活動の振り返りと、共通理念の明文化・共有


3.スポーツをきっかけとした地域ボランティア連携モデルの構築を目指して

 本研究では、スポーツを媒介とした「地域ボランティア連携モデル」の構築を提案します。

 特に、スポーツボランティアが地域の防災や福祉活動と結びつくことで、災害時にも機能する支援体制を確立できる可能性が示唆されました。田鶴浜スポーツクラブの事例では、平時からの地域ネットワークが災害時の迅速な支援活動につながったことが確認されました。今後、自治体や地域現場での実証研究を通じて、このモデルの有効性を検証し、政策提言へとつなげていきます。


詳細は以下から

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