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note:行政職員のオープンラウンジ『くもの切れ間に。』【No.4 テーマトーク】タイトル:【計画を成果につなげるTOCの視点②】限られたリソースをどこに集中させるか?

  • yukoarao
  • 8月8日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月8日


限られたリソースをどこに集中させるか?フレームワークで事業全体を整理する 

こんにちは。管理人のつなぎです。

No.3でコアラさんがひろってくれた「減る仕事はなくて手いっぱい……」というリアルな声。「どの事業も必要としてくれる人がいると思うと、現場の判断だけでやめますとは言えない」「リスクを考えると現状維持になってしまう」という葛藤、本当にその通りですよね。

確かな判断基準がないまま、現場の感覚だけで「やめる・やめない」の議論をしようとしても、職場の空気も重くなってしまうだけで、結論が出ないことが多くあります。

 事業を単体で見て議論するのではなく、資源(ヒト・モノ・カネ)と事業と目指す姿がつながっているか

みんなで納得して見極めるための整理の仕方をみていきましょう。

まず、vol.2の最後にご紹介した「TOC」と「ロジックモデル」の特徴比較の視点を、もう一度確認してみます。

vol.2で「TOCで全体ストーリーを繋ぎ、ロジックモデルで個々の妥当性を確認する」とお話ししました。この2つのフレームワークを使って事業全体を客観的に整理していくと、『共通目線での判断基準』が持てるようになっていきます。

まず、事業全体を客観的に整理しボトルネックを明らかにしていきましょう!

例えば、TOCを使って全体計画の地図を見渡すことで、「自分たちの事業が全体のどこのどの部分に位置づけられ、他の施策とどう関係しているのか」が見える化されます。すると同時に、「目指すゴールに対して、実はここが不足している(=ボトルネック)」という全体の流れをせき止めている部分が明らかになります。

  • 住民向けの健康講座をどんなにたくさん開催(Output)しても、参加者が固定化していて本当に届けたい層に響いていないのだとしたら、全体のボトルネックは「周知やアプローチの方法」です。

  • ここが詰まっている状態で、他の事務作業をどれだけ効率化したり、新しいイベントを重ねたりしても、全体の成果は前に進みません。むしろ現場が忙しくなるだけです。

そして次に、ロジックモデルを使って個々の事業の「目的(目指す成果)」と「手段」の関係を構造化し、アウトカム評価を明確にしていきます。

「前例があるからやめられない」ではなく、「全体の地図(TOC)の中でこの事業がどう連動し、個別のルート(ロジックモデル)でどんな成果を生んでいるのか」をデータと現場の肌感覚で可視化する。

こうして事実ベースで全体像と成果を整理することで、住民や利用者さんへの説明やサービスの低下につながるのではといった懸念事項に縛られることなく、「限られた資源(ヒト・モノ・カネ)で成果を出すために、この事業を優先的に取り組もう」「この事業は役割を終えたから、見直そう」という、職場全体が納得できる前向きな取捨選択の判断ができるようになります。

唯一の方法というわけではありませんが、複雑で手いっぱいな状況だからこそ、まずは、みんなで同じ地図を描くことが必要ですよね。事業を単体で見て議論するのではなく、資源(ヒト・モノ・カネ)と事業と目指す姿がつながっているか、みんなで納得して見極めるための整理からはじめてはいかがでしょうか。

 ── さて、次回のラウンジは8月22日(土)にオープン予定です。 (※8月後半は変則スケジュールとなり、次回は8月22日のオープンです!)

次回は再び【もやもやトーク】をお届けします。 「ロジックモデルでの整理や、PDCAをやっているけど、これって本当に意味あるの…?」という、日々の業務へのモヤモヤに切り込んでいきます。

今回のリソースの集中というお話を経て、いよいよ第6回では「TOCやロジックモデルが現場でどのように活用するといいのか?」という確信に迫っていきますので、どうぞお楽しみに!


運営主体:株式会社クレメンティア


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